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目の前の難題を明るく乗り越えていく、信念が光る人。

一人ひとりに合った、薬を。

「今いる場所を楽しまなきゃ!」そんなスーパーポジティブな志向の持ち主である沖野。そんな沖野が現在の臨床開発の仕事に興味をもったきっかけは、「以前から一人ひとりに合った治療を行う個別化医療に興味がありました。薬学部に身をおいた時、その一つの方法として遺伝子レベルによるアプローチを追求したいという思いが強くなったのです」。そう思った背景には沖野の家族の存在もあった。「私の母が薬の感受性が強くて、市販の薬でも効きすぎてしまうんです。それで、一人ひとりにあった薬を開発の段階から計画して検討していきたいと考えるようになっていったのです」。

「入社以来、ずっと同じ医薬品にかかわることができたのは幸せ」と語る沖野。彼女の担当は糖尿病の治療薬だ。「第一相試験から携わり、薬が育つ過程を一緒に歩んでいる感じです」。沖野が携わるこの医薬品は、新たな作用機序が期待され、糖尿病の分野でとても注目されているものだ。「これは、血糖値の濃度に依存してインスリンの分泌を促すため、血糖が高いときのみインスリンを分泌するという新しいメカニズムの医薬品なんです」。そう話す沖野の目は、新薬が育っていく過程にワクワクしていつも輝いている。

この治験、もう終わっちゃうの?

臨床試験(治験)をしていて嬉しいことは、やはりドクターから「この薬いいね、効くよ」とお褒めの言葉をいただくこと。もちろん、治療の成果はデータを見ればわかる。しかしドクターや患者さんの本音を聞くことは、格別の喜びがあると沖野は言う。「私たちは患者さんには直接会えません。けれど『患者さんが喜んでいたよ』という言葉や、自分のデータを見た患者さんが、『この治験終わっちゃうんだよね、続けられないの』と残念そうだったと聞くと、この薬を早く開発して承認まで持っていかなくては!と思いますね」。多くの人が待ち焦がれる医薬品を自ら生み出せるのは、臨床開発者冥利に尽きる喜びのはずだ。

「臨床試験において、優れた薬を開発するだけではなく、どう安全に使っていただくかと悩む」と語る沖野。臨床開発のミッションは医薬品の開発だけでなく副作用などの安全情報をきちんと取得することにある。「実際に投与して副作用が発現すると悩みますね。副作用のデータは臨床開発としては重要なデータなのですが、患者さんにとってはとても辛いことです。今開発中の糖尿病の治療薬は、副作用として嘔吐が出ることがあり、開発の段階で嘔吐がどういう方にどのように出るのかを把握しておくことは重要。そんなときはドクターと相談し、患者さんへのフォローを考えて試験を進めます。開発中の薬の先にいる多くの患者さんのために副作用情報を得る、この仕事はそういうジレンマとの戦いなんです」。

自分へのご褒美。

仕事をやり切ったとき、湧き上がってくる達成感と感動が何ものにも替えがたいという沖野。そんな感動の瞬間と出会えたときは、“プチご褒美”を自分に贈るそうだ。「臨床開発の仕事は波が大きくはっきりしているため、それを乗り越えてヤマを越えたときはやっぱり感動しますね。そんなときは、だいたいケーキを買ってひとりで食べたり、ちょっと贅沢なお夕食を食べたりします。最近は、治験届を提出し終えたとき、たくさんケーキを買って実家に帰りました。両親に『やったよー』と報告。ふたりとも私の仕事の大変さを理解してくれていますから、温かく迎えてくれますね」。

幼いころから、“まわりの様子を見て、必要な行動をとれる子”と評価されていた沖野。職場では、「声が大きくてハキハキしている」とのコメント。「最近、言われて嬉しかったのは『沖野さんは“しん”がある人』という先輩からの言葉でした。自分で言うのは照れ臭いですが、信念の“信”、芯があるの“芯”、新しいの“新”の3つがあると言ってもらえたんです。すっごく嬉しくて。次は真心の“真”と“心”を増やしていきたい。信頼を得ていくために真心を込めて対応することはとても大切だと日々感じているからです」。安心して任せられる人、いざというときに頼もしい人、そんな究極のプロフェッショナルを目指して沖野は明るく突き進んでいる。

※本記事の内容は取材当時のものです。
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